早いもので
「生活者の視点で捉える看護実践を学ぼう」も第三回目となりました。
第二回では,事例を提示させていただき,それを元にアセスメント,看護計画の立案
ロールプレイのシナリオ作りをしていただいておりました。
この取り組みは今年度の実習よりスタートし,学生に行ってもらっていたもので,
学生に行ってもらっていたのと,臨床で実践されている方の違いはどんな風になるのか?
期待と不安を胸に秘めながら,ロールプレイの当日を迎えました。
皆さん、これから自分たちが行うロールプレイに向けて
緊張されているのか,はじめは緊張した顔をしていらっしゃいました。
ロールプレイが始まりました。
右にいる方が,生活者さんの息子の妻と孫役を
真ん中の方が看護師役を。左の方が解説役をしています。
北谷は富山県出身ではないので,方言をあまり理解していないのですが,
あたりまえですが,臨床で看護師さんと生活者さんとの会話がまさにこんな感じ、と思いました。
上手です。
2番目のグループは,白衣を着た学部学生が看護師役,右にいる方が息子の嫁の役
をされておりました。やはり,ロールプレイを大勢の前で緊張するのでしょうか?
でも,生活者の方の暮らしがよくわかるロールプレイでした。
3番目のグループから,小道具が登場。。。
右にいるナース服を着たのは昨年の卒業生で,コミュニケーションを見ていると
あぁ、看護師になってしっかり働いているんだな,としみじみ思いました。
このグループでは患者役をされていた方の演技がとても上手でした。
4番目の方々です。
奥のナース服の方から,息子,生活者,栄養士役でのロールプレイでした。
小道具は同じですが,料理をしながら指導していく,という状況設定で進んでいました。
栄養士の方のアサーションのスキルが高く,山田先生がほっこりしておられました。
準備はものすごく大変だったと思いますが,どのグループも生活者さんの,暮らしがよく見えていたように思えます。
生活者が大切にしているものを守りながら,看護師だけでなく,家族の役をされている方も
コミュニケーションをされていたように思えます。
学生のロールプレイとは違い、リアリティが細部まで作り込まれているのと
普段されているコミュニケーションスキルが,公開されていたように思えます。
こうしたロールプレイを学生には見てもらい,看護師さんのコミニュケーションはこんな風にやっているんだ,と
見てもらいたいぐらいです。
あまり,他の看護師の方のコミュニケーションを臨床の場で見る機会が無いため,モデルケースがありませんでしたが
こうして,ロールプレイをしていていただくと,皆様とても光る,継承していくべきスキルだな,と一人感じていました。