寒い日が続きますが,皆様体調の方はいかがでしょうか。
8月の熱い日に始まった研修会も,大寒の翌日に最終日を迎えました。
暑い日から寒い日まで,約半年と月に一回とは言えとても長い研修だったように思えます。
最終日の今日は,10月に行われておりましたロールプレイをそれぞれが修正し
最終版として,参加者の方の前で行う,という内容でした。
このかたは,前回のロールプレイで,栄養教室にて調理実習だったと記憶しています。
今回は試験外泊後、病院に帰院されて栄養士と嫁と一時退院の時の様子を振り返っています。
振り返る前に,帰宅前に栄養士と一緒に決めた目標を再度確認し
それを栄養士、看護師、家族、本人と共有した設定で行われていました。
写真も用意され,いろいろと工夫がされておりました。
加えて,卒論生がこのグループにはおり,Shared Decision Makingについて卒論を書いており
みんなで意思決定を共有し,それを支える方向性のあるけが行われておりました。
次のグループは,前回入院時という設定で,Aさんの家庭での生活に関する
情報を収集していくという設定でした。
今回は,教育入院が功を奏し,9割方理解されているAさんと普段の生活を振り返って
あと1割を本人に気がついてもらう,という設定でロールプレイをされていました。
看護師役の方は当講座の院生さんですが,相手が気がつくまでの待つ沈黙と気が付きを促す
コミュニケーションの取り方が素敵でした。
また,Aさん約の方はほとんどをアドリブでこなされており,またそれも実際にいそうな生活者の方で
素晴らしかったです。。
次のグループは,前回は栄養指導の場面を設定し,サイコロを使って栄養指導をされておりました。
今回は,退院に向けたインスリン指導でした。
赤色の服の方が看護師役をされていました。この方は認知症看護のエキスパートの方で
今回のAさんは認知症という設定ではありませんでしたが,高齢者のAさんへのコミュニケーションに
熟練の技術を感じました。
右でうつむかれている方が,お嫁さん役だったのですが,積極的にAさんに協力される
という設定で,とても微笑ましく見ていたのですが,看護師役のかたがあくまで協力を受け入れるのも
Aさん,という姿勢が貫かれていて,意思決定支援へのよりよい関わりを見た気がします。
次のグループは前回,栄養指導への導入のためのコミュニケーションという場面を想定されていました。
今回は,栄養指導を受けた後に,今まで自分がしてきたことを否定され,ショックを受けたAさんに対して
コミュケーションをとっていく,という場面設定をされておりました。
いやぁ、重い。見ていてとてもつらい場面です。
きっと多くの看護師さんがショックの場面に関わっていると思いますが,自分もその場面を思い出しながら
つらかったし、何をして良いのか,なんと言葉をかけて良いのか,とてもつらかった記憶が呼び起こされました。
最後に,お嫁さん役のかたと面談をして,場面を終えていました。
こんなように、研修会が終わりました。
興味を持たれ方は,ぜひ御連絡ください。
上の問い合わせからも連絡可能ですので,ぜひお気軽に。